てがみ座2015年度最初の公演となります、第11回公演のお知らせをいたします。
私たちにとって大きな挑戦となる舞台を再演いたします。
「地を渡る舟」
−1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち−[芸劇eyes2015 選抜公演]
第58回 岸田國士戯曲賞・第17回 鶴屋南北戯曲賞 ノミネート作作 長田育恵(てがみ座)
演出 扇田拓也
昭和20年春、来るべき本土決戦が声高に叫ばれる街にひとりの男がいた。
男は敗戦の日を正確に予期し、各地の農家を訪ね歩いていた。
この国の命運が尽きるまであと4ヶ月。
「その日」を迎えた暁には、ただちに日本を立て直すために。
旅する民俗学者 宮本常一。瀬戸内海の島で生まれた彼は日本列島を隅々まで歩き抜き、
人々の営みをありのまま見つめ、文字にはならずに受け継がれてきた言葉に耳を澄ませた。
生涯約16万キロ、およそ四千日に及ぶその旅を支援したのは、戦時下に日銀総裁を務めた渋沢敬三だった。
昭和初期、渋沢敬三が私財を投じて自宅の敷地内に創った民俗学研究所『屋根裏の博物館(アチックミューゼアム)』。
そこには多くの研究者たちが集い、それぞれのやり方でこの国を描き留めようと力を尽くした。
けれど、真摯な情熱は、戦時下へ墜ちゆく中で、翻弄され飲み込まれていく……。
宮本常一、渋沢敬三。そしてアチック・ミューゼアムをモデルに描く、若き民俗学者たちの葛藤。
記憶されたものだけが記録にとどめられる。そして今、方舟の行方は。
東京芸術劇場シアターイースト
2015年10/23(金)〜11/1(日)【CAST】
福田 温子
今泉 舞
箱田 暁史(以上 てがみ座)
清水 伸(ふくふくや)
俵木 藤汰(ラッパ屋)
松本 紀保
三津谷 亮
川面 千晶(ハイバイ)
近藤 フク(ペンギンプルペイルパイルズ)
森 啓一朗 (東京タンバリン)
伊東 潤(東京乾電池)
中村 シユン
西山 水木
芸劇eyesというセレクションに選んでいただいての再演となります。
劇場も、初演の芸劇シアターウエストからシアターイーストへと変更になります。
キャストの皆さんも変わり、新たな劇空間の中で、ゼロから立ち上げていく再演です。
そして再び再演できることで、私たちは改めて、2年前とは違う「今」と向かい合います。
★詳細情報等は、もうしばらくお待ちください。
随時てがみ座HPにて発表していきます。
http://tegamiza.net/★またてがみ座からのDMをご希望の方は、お名前・ご住所をお知らせください。
公演チラシのほか、大好評 劇団員全員参加による「てがみ座通信」など
盛り沢山の情報をお届けいたします!
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★公演に関するお問い合わせ
プリエール
http://priere.jp/ TEL 03-5942-9025 (平日11時〜18時)
Eメール info@priere.jp
新たな息吹で立ち上がる『地を渡る舟』2015。どうぞお楽しみに!