いつもてがみ座を応援してくださいまして、ありがとうございます。
てがみ座 新作『海越えの花たち』がまもなく稽古初日を迎えます。
そして、この舞台から、新しい劇団員を迎えます。
実近順次(さねちかじゅんじ)さんです。
実近さんは2015年10月の『地を渡る舟』公演から関わってくださり、『燦々』『風紋』と二作品を出演者として共に創り上げてくださいました。てがみ座に関わる以前から、小劇場を中心に様々な舞台に出演してこられた経験豊かな方です。私自身も、劇団活動を始めた初期から舞台の上の実近さんの姿を拝見していました。
劇作家として感じる実近さんの魅力は、なんといっても存在が持つ物語性です。
小柄で、しっかりした体躯。朴訥とした佇まい。けれどその雰囲気はどこか鬱屈していて、躰の中に言葉にならない熱が渦巻いているのが伝わってくる。
作家としては、その熱に台詞を書きたくなります。
舞台に立たれるだけで、劇中で描く様々な時代に、地面と結びついたリアリティを与えてくださる方です。
一方で、素の実近さんは、とても優しい人です。
周りの人を常に気遣い、率先して自分が動く。山登りを愛し、家族を大事にする。誰かが悩んでいると一緒に悩む。
共に創り上げた二つの公演を通して、私たち劇団にとっても唯一無二の兄貴となりました。
てがみ座は、皆さまが思い描く劇団のイメージと比べて、少し変わっているかもしれません。
主宰である私は劇作のみを職種とし、劇団内にはほかに演出・俳優指導をする団員はいません。ですからてがみ座は、年間を通じて訓練の場があるわけではなく、お互いが外部の仕事やワークショップ参加などの個人研鑽を重ねて、次のてがみ座公演で集うまでに、それぞれがビルドアップしてこなければなりません。拘束がきつくない分、自分で自分を高めるしかない。
劇団としては決して甘い環境ではありません。
そうした環境の中、実近さんは劇団員たちの精神的な柱として、それぞれの心を受け止め、力に変えてくれる存在となりました。
これからも続く劇団創作の道で、ますます存在感を増していくでしょう。
私も、実近さんという存在に作家としての想像力を刺激されながら、いい舞台を創っていけるよう頑張りたいです。
それでは、新しい劇団員 実近順次さんを。
そして、てがみ座を。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
てがみ座主宰/劇作家
長田育恵
実近順次プロフィール http://tegamiza.net/member/sanechika.html
いつもてがみ座を応援して下さっている皆々様方、改めまして。
そして、これからてがみ座を応援して下さる皆々様方、初めまして。
この度、新たにてがみ座劇団員となりました実近 順次(さねちか じゅんじ)と申します。
劇団内では、最年長にして新参者、でございます。
普通であれば厄介者扱いされるような年齢の私を、暖かく迎え入れてくれた劇団員の皆様に、感謝申し上げます。
そして、これからてがみ座の一員として、より良い作品を皆様方に送り届けるという責務を強く感じております。
何よりも自分自身、こうして気持ち新たにてがみ座に関われた事が、楽しみで仕方ありません。
てがみ座に始めて関わったのは、2015年10月『地を渡る舟』の稽古場に、差し入れのパンを持って行った時からでした。
縁あってお声がけ頂いてから、劇団員になる事を意識し始めて今日に至るまで、ただ、劇団員になる事を目標に関わってきた訳ではございません。
より良い作品になる為に、自分自身に何が出来るのか。
演技面だけでなく、劇団を支える側の立場として、自分に足りないスキルを痛感し、模索する日々。
迷いや不安を抱いては、様々な人に助けられ、時に鏡に映る自分にドキッとしたりもしつつ、それでも全てが今に繋がっている気がします。
今回こうした形でてがみ座に迎え入れて頂けた事は、単に到達点ではなく、始まりに過ぎないと想いを新たにしております。
何事も広く浅くの自分が演劇を続けて来られたのも、常に新鮮な自分自身に出会ってきたからでございまして。
どこかに所属すると言う事に、いささか窮屈な想いを抱き、敬遠してきておりました。
それでも、初めててがみ座の作品を観てから今までも、てがみ座の作品に関わりたい、という強い想いは変わりません。
劇団員になる事を一つの到達点と考えていたならば、それはきっとこの先の甘えにも繋がって行く事でしょう。
あくまでも責任ある立場がはっきりした、というだけの話であり、事の重さを再認識するばかりでは、これまた、窮屈な想いを抱くだけでして。
やはり率直に、新しい形で演劇に関われる事にワクワクしております。
てがみ座自体も色々と変貌を遂げつつ、いよいよ紀伊国屋での舞台を控えております。
劇団としても、勝負の年かと考えております。
長田育恵とその仲間たちは、より具体的に、集団から個々へと切磋琢磨しております。
とても刺激的な、個性的な、集団です。
そんな、集団らしからぬ集団なところが、やはり私の肌に合うのかもしれません。
改めて、皆様方にお会い出来ます事を楽しみにしております。
これからも是非、てがみ座を応援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
実近 順次
2018年04月30日
2018年04月18日
●てがみ座第15回公演『海越えの花たち』チラシビジュアル公開&特設サイトOPEN!
いつもてがみ座を応援していただき、誠にありがとうございます。
2018年6月に上演いたします
てがみ座 第15回公演『海越えの花たち』のチラシビジュアルが公開となりました。


皆様には劇場をはじめ、様々な場所でチラシをご覧いただける機会も増えるかと思います。
その際は是非、お手に取っていただけましたら幸いです。
特設サイトもオープンいたしました!
>> こちらから <<
皆様お誘い合わせの上、劇場まで足をお運び頂けますよう、劇団員一同、心よりお待ちしております。
****以下、公演情報です****
てがみ座 第15回公演
『海越えの花たち』
日程:2018年6月20日(水)〜26日(火)
劇場:紀伊國屋ホール
脚本:長田育恵
演出:木野 花
出演:石村みか 箱田暁史 岸野健太 実近順次(以上、てがみ座)
桑原裕子(KAKUTA) 内田 慈 日啓介(FUKAIPRODUCE羽衣)
西山水木 中西良太 半海一晃
<公演スケジュール>
6月20日(水)19:00~ ★
21日(木)19:00~ ★
22日(金)19:00~
23日(土)14:00~ 19:00~
24日(日)14:00~
25日(月)19:00~
26日(火)14:00~
<料金>全席指定・税込
前売:4500円 当日:4700円 25歳以下:3500円(前売・当日共に)
★=前半割引/前売:4000円 当日:4200円 25歳以下:3000円(前売・当日共に)
※U25は入場時身分証提示
※未就学児入場不可
5月14日チケット発売開始
主催:てがみ座
お問い合わせ:プリエール TEL 03-5942-9025(平日11〜18時)http://priere.jp
まもなく稽古も始まります故、稽古場ブログの方も是非楽しみにお待ちくださいませ。
今後ともよろしくお願いします。
2018年6月に上演いたします
てがみ座 第15回公演『海越えの花たち』のチラシビジュアルが公開となりました。


皆様には劇場をはじめ、様々な場所でチラシをご覧いただける機会も増えるかと思います。
その際は是非、お手に取っていただけましたら幸いです。
特設サイトもオープンいたしました!
>> こちらから <<
皆様お誘い合わせの上、劇場まで足をお運び頂けますよう、劇団員一同、心よりお待ちしております。
****以下、公演情報です****
てがみ座 第15回公演
『海越えの花たち』
日程:2018年6月20日(水)〜26日(火)
劇場:紀伊國屋ホール
脚本:長田育恵
演出:木野 花
出演:石村みか 箱田暁史 岸野健太 実近順次(以上、てがみ座)
桑原裕子(KAKUTA) 内田 慈 日啓介(FUKAIPRODUCE羽衣)
西山水木 中西良太 半海一晃
<公演スケジュール>
6月20日(水)19:00~ ★
21日(木)19:00~ ★
22日(金)19:00~
23日(土)14:00~ 19:00~
24日(日)14:00~
25日(月)19:00~
26日(火)14:00~
<料金>全席指定・税込
前売:4500円 当日:4700円 25歳以下:3500円(前売・当日共に)
★=前半割引/前売:4000円 当日:4200円 25歳以下:3000円(前売・当日共に)
※U25は入場時身分証提示
※未就学児入場不可
5月14日チケット発売開始
主催:てがみ座
お問い合わせ:プリエール TEL 03-5942-9025(平日11〜18時)http://priere.jp
まもなく稽古も始まります故、稽古場ブログの方も是非楽しみにお待ちくださいませ。
今後ともよろしくお願いします。
posted by てがみ座 at 12:00| てがみ座 NEWS