2022年02月02日

●長田育恵 NHK連続テレビ小説 23年春期「らんまん」執筆のお知らせ

2023年春スタート予定のNHK連続テレビ小説『らんまん 』の脚本を書かせていただくことになりました。
自分の持てる力の限りを尽くし、想いを込めて、チームの皆さんと力を合わせて。
見てくださる方の「今日」をあかるく彩る作品にしていけますよう、誠実に執筆に向き合っていきます。

題材で挙げさせていただいた牧野富太郎については、私にとっては10年越しの約束となります。
てがみ座の旗揚げ間もない『乱歩の恋文』を上演していた頃に
美術の杉山至さんが「長田さんはいつか牧野富太郎を書くといいよ」と言ってくださいました。
その時に牧野の名が心に刻まれました。
それから、民俗学者の宮本常一を描く『地を渡る舟』をはじめとする
てがみ座の全公演、またこんにゃく座に書き下ろしましたオペラ『遠野物語』など外部作品、
すべてが織り合わさって、この題材を提案させていただきました。
杉山至さんが、ぽんと示してくださった道に、
今やっと向き合うときが来ました。

長丁場となりますが、精一杯つとめさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/1000/460323.html

それに伴い、23年度まではドラマ等の仕事に完全に向き合うこととなりました。
演劇活動の再開は、早くても24年以降となります。
また現時点でのてがみ座の今後の公演予定はすべて未定です。

演劇活動再開の際には、おそらくそのときにやりたいことを、
どんな形で実現するか、またイチから探していくことになると思います。

明日から開幕いたします舞台、劇団民藝+てがみ座「レストラン『ドイツ亭』」が
2009年に旗揚げしたてがみ座の、現在までの劇団活動の集大成になります。
大きな節目の公演ですので、ぜひご覧いただけましたら嬉しいです。
この状況下ではありますが、感染症対策は万全の劇場で、お待ちいたしております。

https://www.gekidanmingei.co.jp/performance/2022_deutsches-haus-by-annette-hess/

どうぞ、よろしくお願いいたします。

長田育恵

posted by てがみ座 at 13:33| てがみ座 NEWS

2021年11月20日

●劇団民藝+てがみ座公演『レストラン「ドイツ亭」』

てがみ座 2022年2月、新作公演のご案内です。
今回は新たな挑戦として、劇団民藝さんと合同公演をさせていただく運びとなりました。
最初にこの小説を読んだとき、主人公の心の軌跡がとてもアクチュアルだと感じました。
そして現在の日本の私たちにこそ必要な物語であると。
ぜひ舞台を通してリアルな時間を共有できる演劇にしたいと思い、
脚本の依頼をいただいていた劇団民藝さんにご相談させてもらいました。
2020年に発刊し、すでに22ヵ国で翻訳出版されている作品ですが、
翻訳戯曲の演出実績豊富な丹野郁弓さん演出のもと、
世界初演で舞台化をさせていただけることとなりました。

てがみ座の俳優陣3人も主要キャストを務めさせていただきます。
この作品は、幅広い年齢層の俳優が揃わなくては上演できず、
さらに家族という密接な単位の物語でもあります。
だからこそ、この作品を劇団公演として世界初演でお届けきますこと、
心から嬉しく思っています。

まもなく稽古が始まります。
合同公演の中で新しい刺激に出会えること、
幅広い年齢の俳優陣と創作の場で生まれる豊かな時間を、
てがみ座の劇団員全員、とても楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします!

**********************

劇団民藝+てがみ座 公演

レストラン『ドイツ亭』

原題=Deutsches Haus by Annette Hess
原作=アネッテ・ヘス 脚本=長田育恵
演出=丹野郁弓

2022年2月3日(木)〜12日(土)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

後援:ドイツ連邦共和国大使館 ドイツ連邦共和国大使館
Performing Rights S.Fischer Verlag GmbH, Frankfurt am Main, Germany;コピーライトマーク
原作邦訳『レストラン「ドイツ亭」』河出書房新社刊(訳 森内薫)


私は真実を知りたいだけ――
家族の過去、
記憶の中のアウシュヴィッツ。

1963年のホロコースト裁判を舞台に
人間の愚かさと弱さ
そして次世代へ託される希望を描く


1945年のニュルンベルク裁判からほぼ20年後。ドイツが過去の歴史と向き合う扉を開いた「アウシュヴィッツ裁判」は1963年に開廷され、ホロコーストに関わった強制収容所の幹部らがドイツ人自身によって裁かれました。
この作品は史実をもとに若いドイツ人女性がたどった成長と葛藤の軌跡を鮮烈に描きます。22か国で翻訳出版されたベストセラー小説を、歴史と人間を見つめ続けてきた長田育恵による脚本で、世界に先駆けて初めて舞台化します。

【あらすじ】
1963年、ドイツのフランクフルト。通訳の仕事をしているエーファはレストランを営む両親と看護師の姉との4人で暮らしている。恋人ユルゲンを家族に紹介する大切な日に、急な仕事が舞い込んだ。裁判での証言を控えたポーランド人の通訳だった。他のドイツ人同様、戦争のことなど知らずにいたエーファだが、この仕事をきっかけに裁判に没頭していく。周囲の無理解、そして恋人との反目。くじけそうになるエーファの遠い記憶の中から、思いもしなかった家族の過去が呼び覚まされていく……。

【公演詳細&チケット】
劇団民藝HP
https://www.gekidanmingei.co.jp/performance/2022_deutsches-haus-by-annette-hess/

【フライヤー】
flyer_2022_deutsches-haus-by-annette-hess-2.pdf
posted by てがみ座 at 11:42| てがみ座 NEWS

2021年07月30日

『空のハモニカ』朗読劇のお知らせ

交響朗読劇『空のハモニカ〜私がみすゞだった頃のこと〜』

石村みかがこの夏に自主企画をやる事になりました!音楽に阿部海太郎さんを迎えて朗読劇で綴ります。童謡詩人と呼ばれた金子みすゞが亡くなるまでの数年間。金子テルとして生き切った命を描きます。
■8/18(水)17時30分〜
■8/19(木)11時〜/16時〜
■横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ(相鉄線いずみ中央駅直結)
【演出】扇田拓也【脚本】長田育恵
 【音楽】阿部海太郎【美術協力】伊藤雅子
【出演】石村みか、今泉舞、大場 泰正、高畑こと美、中田春介、箱田暁史、福田温子、水口早香、森啓一朗、八木光太郎 (五十音順)
【料金】3500円
★泉区民割引&フォンテメンバーズ 1500円️
【予約】イープラス →https://eplus.jp 
テアトルフォンテ窓口  045-805-4000 

【支援サイト作成しました!】
今回は色々な事情で観られない方々が大勢います。また助成金不採択となった影響もありまして、応援サイトを作成致しました。コロナ禍での作品の継続を応援してくださる方に向けての、応援チケットになります。1口500円〜(期限は設定していません)です。ご賛同頂けましたら、下記サイトか直接口座にお振込みください。改めて経過報告等させて頂きます。
▼空のハモニカへの応援チケット

▼振込先情報
===================
三菱UFJ銀行 渋谷支店
普通 0187982    イシムラミカ
==================

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お時間ありましたら、劇場までお越しください️。お待ちしております。

石村みか

posted by てがみ座 at 11:44| てがみ座 NEWS

2020年06月13日

●てがみ座 第17回公演『空のハモニカ』上演中止のお知らせ

いつも、てがみ座を応援していただき、本当にありがとうございます。
てがみ座主宰 長田育恵です。
本日は大切なお知らせをさせていただきます。

てがみ座 2月公演『燦々』で速報として告知いたしました、
今年の8月に予定しておりました、第17回公演『空のハモニカ』を、
コロナ禍の諸事情を鑑み、中止とさせていただくことを決定いたしました。

本作品は、渡辺えりさん主催『女々しき力プロジェクト』(八月・九月実施予定)参加公演でしたが、
このプロジェクト自体が本年は完全な形では開催できないと、無期延期となりました。
(渡辺えりさんからのお知らせはこちらです。)

てがみ座としては、『空のハモニカ』という作品は継続して上演していきたい大切な演目で
本年は、宮崎県のこふく劇場から永山智行さんを演出にお招きし、
素晴らしいキャスト・スタッフの皆さまと共に上演する座組を既に整えておりました。

中止の決断に至るまで、演出家と共に、たとえば舞台美術を削って素舞台で「ワークインプログレス公演」と位置付けての上演・配信等も考えたのですが、
それは、てがみ座として、本来観客の皆様にお届けしたい作品ではないと思い至り、
いつか状況が整った時に、思い描いた舞台を上演する力を残しておくためにも
今は中止という選択をいたしました。

本公演の上演を楽しみにしてくださっていた皆さま、ご関係の皆さま、
本当に申し訳ありません。


ここから先は、私個人の私信です。

こうした日々の中で、心の中にはすごくシンプルな思いが湧き上がってきました。

いつかまた劇場で完全な形、満員のお客様を迎えて上演できるようになった時には、
力を尽くして、ほんとうに面白い、心に響く舞台を創りたい。
劇場で、お客さまと共に、心が震える時間を共有したい。
てがみ座は、ひとが持つ明るい方向へ向かう心の力を物語で照らし出す、そういう創作を続けたい。

現在は、演劇界として多様性のある上演形態を
積極的に模索していかねばならない時期にあるということは承知しています。
ですが、てがみ座が上演してきた、物語を基盤とした作品を思う存分描き出すには、
お客さまに心の肉眼で光景を見つめていただくため「空間」がひとつの重要な要素でした。
逆に、多様性のある上演形態に対応するためには、
その上演形態こそが作品にとって一番力を発揮できるような新作を書き下ろしたく、
そのための準備の時間をいただかなくてはなりません。
(この上演形態に向けて書いてみたい題材はあります)

現在、てがみ座は、予定していた八月の公演以降、次の劇場を押さえられておりません。
東京でコロナ禍での諸公演の移動を考えますと
次に劇場の予約が取れるのは、本年度・来年度中は、おそらく難しい状況かもしれません。
この先、どういう形で、いつ頃、皆様に作品をお届けできるか、予定をお伝え出来ないことが
正直とても苦しいです。

今はただ、約束だけさせてください。
いつかまたてがみ座の作品を皆さまにお届けできるよう、創作を続けていきます。
その時にはどうかまた、私たちの作品をご覧いただけましたら、本当に嬉しいです。

今後とも、てがみ座をどうぞよろしくお願いいたします。

てがみ座 主宰 長田育恵
posted by てがみ座 at 13:45| てがみ座 NEWS

2020年05月25日

●てがみ座『燦々』2020年改訂版 DVD・戯曲、発売を開始いたしました

てがみ座 第16回公演『燦々-さんさん-』改訂再演版のDVD・戯曲を
本日よりショップにてお取り扱いを開始いたしました。
2020年2月7日(金)〜16日(日) 東京芸術劇場シアターウエストにて上演いたしました本作
DVDと戯曲を通じて、再び舞台の熱を思い出していただけましたら幸いです!

てがみ座オンラインショップはこちらです。
↓ ↓ ↓
https://tegamiza.theshop.jp/

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posted by てがみ座 at 09:50| てがみ座 NEWS

2020年02月12日

てがみ座『燦々』上演時間について

【上演時間につきまして】

ただ今絶賛上演中の『燦々』(改訂再演版)の
上演時間は、カーテンコールも含め終演まで約2時間10分で御座います!
劇場でお待ちしております。

******************
てがみ座 第16回公演『燦々』

作 長田育恵/演出 扇田拓也(空観)
2020年2月7日(金)〜16日(日)
東京芸術劇場シアターウエスト(他 地方公演あり)

てがみ座 第16回公演
『燦々-改訂版-』
東京芸術劇場シアターウエスト

【日時】

2/7(金) 19時〜(初日割引200円)
2/8(土) 14時〜
2/9(日) 14時〜
2/10(月) 19時〜
2/11(祝火) 14時〜
2/12(水) 19時〜
2/13(木)14時〜、19時〜
2/14(金) 19時〜
2/15(土)14時〜、19時〜
2/16(日)14時〜

前売り: 一般4700円 25歳以下3700円
当日: 一般5000円 25歳以下4000円

【出演】

石村みか
箱田暁史
岸野健太 (以上てがみ座)

前田亜季
酒向 芳
川口 覚
速水映人
福本伸一(ラッパ屋)
野々村のん(青年座)
宇井晴雄
藤間爽子
中村シユン



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池袋、東京芸術劇場シアターウエストにて、皆さまのお越しを、お待ちしておりますきらきらきらきら
posted by てがみ座 at 09:18| てがみ座 NEWS

2019年08月07日

●次回公演『燦々』(改訂再演版)キャスト発表!!

次回公演『燦々』(改訂再演版)キャストを発表いたします!
葛飾北斎の娘お栄を主人公とした物語。
初演でも大好評をいただいた演目ですが、
さらに色鮮やかに艶やかに、ビルドアップしてお届けいたします。

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てがみ座 第16回公演『燦々』

作 長田育恵/演出 扇田拓也(空観)

2020年2月7日(金)〜16日(日)

東京芸術劇場シアターウエスト(他 地方公演あり)

【出演】

石村みか

箱田暁史

岸野健太 (以上てがみ座)


前田亜季

酒向 芳

川口 覚

速水映人

福本伸一(ラッパ屋)

野々村のん(青年座)

宇井晴雄

藤間爽子

中村シユン


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来年の2月。是非、劇場でお会いしましょう!!

posted by てがみ座 at 09:49| てがみ座 NEWS

●長田育恵執筆 NHK特集ドラマ『マンゴーの樹の下で』放映のお知らせ

長田が執筆したNHK特集ドラマの放映日が近づいてまいりましたのでお知らせいたします。

NHK特集ドラマ
『マンゴーの樹の下で 〜ルソン島、戦火の約束〜』
8月8日(木) 総合テレビ 午後10時から11時13分 放映


戦争中のフィリピン、ルソン島。日本軍の永久抗戦という作戦に巻き込まれた、多くの民間人や子供たちがいました。そのなかに、民間人女性で組織され、従軍看護補助や食料調達補助の任に就いていた『なでしこ隊』という部隊がありました。
このドラマは、『なでしこ隊』の生き残りの女性たちの手記を元に、
戦争中にルソン島で何があったか、
そして彼女たちは戦後をどう生きたのかを、過去と現在ふたつの視点から物語に編みました。
戦争を題材にしたドラマの中で『なでしこ隊』が取り上げられたことは今までありません。
女性たちが主人公であることから、戦争中の悲惨さを伝えるだけではなく
戦後のささやかな日常への愛おしさと尊さ、けれど心に刻まれた傷の深さ、
だからこそ生まれる絆などをドラマならではの手触りで描き出していきます。
またBSでの拡大版では、
総合では入れられなかった戦時中の女性たちのシーンを16分追加し、
さらに女性たちの苦しみや絆に迫っていきます。

主役を岸惠子さんと清原果耶さんがリレーで演じ、
伊東四朗さんと安藤サクラさんが親子役で共演いたします。
どうぞ、お楽しみに!

【放送予定】
8月 8日(木) 総合テレビ 午後10時から11時13分
8月21日(水) BSプレミアム 午後9時から10時29分(拡大版)
8月24日(土) BS4K 午後7時から8時29分(拡大版)
https://www4.nhk.or.jp/P5834/
posted by てがみ座 at 09:11| てがみ座 NEWS

2019年06月18日

●箱田 暁史 外部出演情報

ただ今、箱田暁史は11月上演のKUNIO15『グリークス』の第1期稽古中であります(こちらには石村みかも出演いたします。追って公演情報をUPさせていただきます)が、第2期稽古に入る前の8月にこちらの公演に出演させていただきます
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http://www.musical-za.co.jp/stage/%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%81%AE%E6%81%8B%E4%BA%BA2019/


自分の演劇に対する考え方に基づいて、今までにあまりやったことのない内容、今までにあまり出演したことのない雰囲気のカンパニーへの出演を決めさせていただきました
殺伐としがちな現代社会において、演劇は人間らしいコミュニケーションを生身で丸ごと提示するものであるべきだと考えています

8/7(水)〜12(月)
中目黒キンケロシアター
にてお待ちしております

ダブルキャストの☆組です
詳細は
こちらをご覧下さい


チケットの申し込み等についてはTwitterなどで随時、情報をUPさせていただきます
Twitterアカウント @yanhako

引き続き、てがみ座と箱田暁史をよろしくお願いいたします
てがみ座
箱田 暁史




posted by てがみ座 at 19:06| てがみ座 NEWS

2019年04月30日

●実近順次 退団のお知らせ

いつもてがみ座をご観劇いただきまして、ありがとうございました。
この度、劇団員 実近順次が退団することとなりましたので、皆さまにご報告いたします。

サネさんは、準座員のときから通じて4年間、ともに活動して参りました。
私たちの中では一番年上で、人生経験も豊富で芯が強い実さんは
精神的主柱として、劇団の中でいつも重要な存在感を示してくださっていました。
また、作家としての私は「実近順次」という媒介を通して見える物語が好きでした。
実さんは作家にとって、実に想像力を掻き立ててくれる存在です。
コミュニティに居ながらも、どこか外の風を感じさせる。
ありきたりの価値観に一石を投げ入れる。
「そんな生き方でいいのか?」あるいは「そんな生き方もありかもしれない」、
そんな共感を感じさせる存在を演じてもらったら、実さんは劇団内随一でありました。
私たちの中には、実さんと共に重ねてきた旅と公演の記憶がたくさんあります。
これから劇団員という関係ではなくなりますが、
私たちは変わらずにゆるやかに繋がりあって、互いの演劇を創っていくことと思います。
今後ともどうぞ、実近順次さん、そしててがみ座をよろしくお願いいたします。

平成31年4月30日

てがみ座 主宰/劇作家
長田育恵

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〈実近順次からのご挨拶〉

実近順次です。
この度、てがみ座を退団する事となりました。
昨年劇団員として迎え入れて頂いたにも関わらず、このような報告をするに至りました事、大変申し訳なく思っております。

長田育恵の作品に恋い焦がれ、準座員を経つつ無我夢中で取り組んできた約4年間。
てがみ座に深く関わっていく事を、日々実感してきました。
と同時に、俳優としての理想と現実を上手く結びつけられないまま、自身の在り方を見失ってしまった気がします。

本来思い描いてた自身に立ち返り、自分の足で歩くしかないのだという思いに至った事を黙って受け入れて貰った、主宰の長田育恵・石村みか・箱田暁史・岸野健太には、感謝しかありません。

在団中関わらせて頂きました皆々様方、また応援して下さった皆々様方、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
皆様との代え難い出会い、経験、それらが今の自分自身の財産でもあり、成長にも繋がっております事に改めて感謝しつつ。

今後ともてがみ座に、皆様の変わらぬご期待とご声援の程、何卒宜しくお願いします。

ありがとうございました。

実近 順次
posted by てがみ座 at 19:36| てがみ座 NEWS